令和2年9月度 安全メッセージ

 

9月度安全メッセージ

社員の皆さん
まだまだ暑い日が続くようですので体調管理をしっかり考えて業務にご尽力下さい。

さて、先週金曜日に安倍総理が持病の悪化によって辞任を表明した事でこの数日の報道番組が賑やかになっております。何でこの大変な時に辞任! では無く長期に亘って国政の舵取りお疲れ様と心から思います。

本日より9月に入りました。そこで皆さんに100年に1度の出来事と言われる現在、企業も新常態に対応し新たな進化をしなければなりません。そこで会社にとって目的と目標を再認識しましょう。漢字もニュアンスも似ているため混同されやすいのですが、意味が異なります。改めて二つの違いを理解することが大事です。登山で考えて見ましょう。目的は、プロセスの喜びもさることながら、山頂にたどり着き、達成感や感動を得ることでしょう。そしてその過程では、あと何キロなのか、この道であっているかなど、途中の目印が必要になります。経営の場合、山頂に値するものが『目的』(経営理念)『どのような考えでどこへ向かうのか』、『何のために存在するのか』、『誰の為にあるのか』と、あるべき姿や方向性を示すもので、量と質で分けるなら、質的なものになります。当社の基本理念をしっかりと肝に銘じて下さい。一般貨物自動車運送事業を通じて様々な人と知り合い、その関係を何よりも大事にし、そして感謝の気持ちと真心のこもった言葉「ありがとうございます」を忘れずに日々邁進するとあります。この文章からも分かるように経営には山頂(ゴール)がありません。どの会社もそうです。尾根をのぼるたびに、『もっと出来ることがある』と、その先があることに気づき、前へ前へと進み続けるのです。一方、登山の目印に値するのが、経営では「目標」になります。面白いことに、目標を訓読みすると『めじるし』になりますよね。経営の場合、目標は量、つまり売上高、利益、集客率、リピート率などの数字が主に入ります。数字が悪ければ理念は叶えられませんから、目標は大事です。しかし、ここで間違ってはいけないのが、数字のために経営するのではなく、理念を叶える道具として数字が必要だ、ということです。道具である数字、共有と整理整頓が大切です。しかし、現在のように見通しが立ちにくい時期は、目標を追いかけるだけでは力が出にくいものです。『何のために、誰のために』という目的を今一度、全員で当社の経営理念、基本理念を各自が肝に銘じて下さい。会社があるのは、役に立っている証拠です。我々の目的を再認識し、未曽有の困難の中でも、様々な場において、『ピンチをチャンスに変える』という前向きの発想や取り組みが我々には今一番必要な事なのです。暗い話題が多い中で、『なかなか捨てたもんじゃない』と思える瞬間でもある。今回の危機を、いかに飛躍のチャンスに結びつけていくかという発想がむしろ重要だと思います。創意工夫、アイディア次第で状況は大きく変わり得ると考えています。ですから、今後はコロナの影響だと言い続けてあぐらをかかずに各自が目標、目的をしっかり理解して前向きに『負けるもんか』の気持ちでいきましょう。 是非とも、乗務員の皆さんは1年間無事故、無違反の達成目標と生涯無事故、無違反という名誉ある目的を個々に今からでも掲げて運転業務をお願い致します。それでは更なる我々が出来る付加価値を見出して皆で力合わせて頑張りましょう!

 

先月の事故発生報告は下記の通りです。

本社営業所・・・・・・・労災事故1件、自損事故1件

千葉営業所・・・・・・・0件

 

以上、今月もご安全に!    

 

株式会社ホレスト 代表取締役 林 利浩